ついに発売された

サーフ用ベイトロッドというコンセプトを軸に開発テストを行っていくうちに外洋スペシャリティなロッドに仕上がっていったNewベンダバール。

外洋以外にも大河川のシーバスにもマッチする。

先日、自分の元にも製品版が到着しました。

自分がテストした物が製品として届くこの瞬間は何度味わっても感動する。

このBRIST VENDAVAL 10.1Mは

という方にはドンピシャなロッド。

待ち望んでいた人も多いのでは？

発売直後からSNS上でも多くの人が入手報告をしていてワクワクが止まらない(^-^)

しかし、入手したものの合わせるリールをどんな物にすれば良いかという相談のメッセージがたくさん来ています。

なので、参考までにテストで使用した物をご紹介しようと思いますので参考にしてみて下さい。

テストで使用したリールは主にこの3台。

・タトゥーラHDカスタム153SH

・ジリオンTW 1516SH

・スコーピオンMGL XG

私の個人的な結論として、サーフで使う場合はタトゥーラHDカスタムが圧倒的に良かった。

飛距離もバランスも素晴らしかったため、このリールを軸にテストしたほどだ。

タトゥーラとジリオンは36mm径スプールを搭載しているため、20g以上のルアーの最大飛距離は34mm径のスコーピオンMGLを凌駕する。

サーフではあまり軽いルアーは使わないので個人的には36mm径スプール搭載型のリールがオススメ。

それに対して、34mm径スプールを搭載しているスコーピオンMGLは軽いルアーにも適しているため、20g以下のルアーも多用するという人にオススメ。

ざっくりとした使い分けとして、

サーフをはじめとする外洋の釣りにはタトゥーラやジリオンなどの36mm径スプール搭載のリール。

河川のシーバスには34mm径スプール搭載のリール。

という感じだ。

自分は所有していないが、38mm径の12アンタレスや40mm径スプールのカルコン200HGなんかでも良いでしょう。

おそらくそれ以上大きいスプールのリールではスプールを回しきれないと思うので要注意。

マグブレーキか遠心ブレーキか。

これは好みで良いと思います。

ただ、このロッドはすご〜く飛距離が出ます。

遥か彼方の着水地点は目で捉えにくい方も多いでしょう。

遠心ブレーキの場合、着水時のサミングをミスしてしまうと酷いバックラッシュが起きることがあります。

その辺りにあまり自信の無い方にはマグブレーキのリールをオススメします。

オススメのラインは、

山豊テグスのPEレジンシェラー。

4本編みのハードコーティングPEなので、キャストしやすい上に、バックラッシュしづらい。

バックラッシュをしたとしても解くのが容易だ。

釣りフェスタ横浜で開いた山豊テグスのトークショーで鹿児島の上宮さんともお話しましたが、PEラインの天敵でもある水中に舞い上がった砂粒によるラインの摩耗に対しても非常に強い。ベイトタックルにはこのラインと言えるくらい相性が良い。

太さは、不安な方でも2.0号もしくは2.5号あたりからでいいでしょう。

ちなみに、細いラインで安全にフルキャストが出来るということを前提に作られたロッドなので、自分は1.5号をメインに使用していますが慣れてしまえば1.2号や1.0号でもフルキャスト出来るようにロッドを仕上げてあります。

ショックリーダーは定番中の定番、

山豊テグスのフロロショックリーダー。

実売500円ながら、安心安定の品質と強度を誇る、ショックリーダーの決定版。

山豊テグス製品は比較的低めな値段設定でありながら非常に高品質なところが魅力的。

というわけで、今回はNewベンダバールに合わせるリールとラインについてお話しました。

今の状況ではなかなか釣りに行くのも難しいという人が多いと思います。

当分の間はロッドを眺めながら未だ見ぬ自己記録級のモンスターに想いを馳せるのも良いでしょう♪